2012年3月5日月曜日

「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」(2012年3月4日開催)を報じる京都新聞洛西版

「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」に報告者として参加してきました。私は、「今、向日市の保育施策で起きようとしていることを財政学で考える」と題した講演をしました。このシンポジウムは、「向日市立第三保育所を2014年3月末で閉園する」との向日市の方針に反対、もしくは疑問を持つ保護者の有志が企画開催したものです。

 向日市保育所保護者会連合会からの開催趣旨の説明に始まり、向日市立第三保育所の保護者会からのこれまでの経緯の説明が人形劇を交えて行われました。写真はそのときの一コマ。
私からは、公立保育所が民営化される財政制度上の背景などを説明すると共に、乳幼児期への公共支出を削減するのは、OECD諸国などの国際的な潮流からすると逆行すること、向日市当局が言うように公立保育所の建て替えのための財政措置はないとの説明は間違っていることを具体的な地方債の制度名を挙げて説明 しました。シンポジウムの後に、向日市職員労働組合に対して、向日市保育課が説明した資料を見せてもらいましたが、そこでの財政制度の説明には誤りもあり ました。制度に関する十分な知識もなく閉園・民間園の開設をすすめている向日市の進め方には大いに問題があると感じました。

【シンポジウム記録】
向日市保育所保護者会連合会主催の「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」
【日 時】 2012 年3 月4日(日)13:00~16:00
【会 場】 向日市民会館 第一会議室
【内 容】
① 向日市立第3保育所の「廃止」問題をめぐって-経過と現状の報告-
報告者:向日市立第3保育所の保護者
② 公立保育所の廃止・民営化は何をもたらすか-大阪の実態から-
報告者:仲井 さやか 氏(大阪保育運動連絡会事務局長)
③ 今、向日市の保育施策で起きようとしていることを財政学で考える
報告者:只友 景士 氏(龍谷大学政策学部教授)
【コーディネーター】
平沼 博将 氏(大阪電気通信大学准教授)


記録のために京都新聞洛西版の記事を載せておきます。シンポジウムを取材してくださった記者とこの問題の報道を続けてくれる京都新聞に敬意を表したいと思います。

2012年2月28日火曜日

向日市における保育を考えるシンポジウム新聞報道

京都新聞洛西版2012年2月25日・26日付け報道




 2012年2月24日(金)向日市寺戸公民館で、向日市がすすめる向日市第三保育所閉園・民営化に反対する保護者会の有志の方々と一緒に記者発表を行いました。記者発表の目的は、①向日市第三保育所閉園・民営化の経過説明、②向日市がすすめる向日市第三保育所閉園・民営化計画に対して、大いに疑問があり、反対の意向を持つ保護者が多数存在すること、③保護者の理解が不十分な状況下で、3月の向日市議会で向日市第三保育所閉園条例が提案されており、保護や会の有志は危機感を持ち、シンポジウムを緊急開催すること、そのシンポジウムが「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」であることなどを記者に説明しました。
 報道各社、京都新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の4社にファックスで連絡しました。京都新聞と毎日新聞が記者会見に来てくださいました。
3月4日(日)の「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」に皆様ご出席ください。

【日 時】 2012 年3 月4日(日)13:00~16:00
【会 場】 向日市民会館 第一会議室 (定員:150 名)
(京都府向日市寺戸町中ノ段17-1/075-932-3166)

2012年2月26日日曜日

保育園の園庭整備作業しました。

今日(2月26日)の午前中は、子どもの保育園で園庭整備の作業をしました。私の子どもは3月末で卒園し、4月に小学校に入学します。卒園を迎えるにあたって、卒園式の準備や卒園文集「のびざかり」の編集など卒園に向けた準備が進んでいます。卒園記念品は、保育園の正門に、掲示板を設置することになり、掲示板設置のための正門周辺の掃除や園庭の整備を10時から12時の2時間ほど行いました。卒園を迎える年長さんの保護者有志で作業することになっていましたが、出席率は驚異的な高さでした。年長さんの保護者総出に近いので、堅くなった砂の掘り起こしや木の移植などを行い園庭環境が少しばかり改善したようです。大人が柔らかくする力仕事をして、子供たちは、砂遊びのつもりで参加してくれました。親子の砂遊びにもみえたかも知れませんが、親子共々達成感がありました。最後にみんなで写真をとりました。

 園庭整備作業の様子

2012年2月12日日曜日

「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」で報告します。

公立保育所民営化問題を最近考えているのですが、その関連で、向日市保育所保護者会連合会主催の「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」(2012年3月4日(日))に報告者として参加します。関心をお持ちの方々の参加を歓迎いたします。
今回の報告では、①公立保育所民営化問題がこれから日本全国で起こりうること、②その財政制度上の基礎は、三位一体の地方財政改革の時に形成されていたこと、③民営化すると運営費が安くなるカラクリにこそ、保育サービスへの政府の政策思想の問題点が凝縮されていることなどを話す予定です。

****(以下がシンポジウム案内チラシからの転載)**********
「緊急シンポジウム! 向日市の保育・子育て支援の未来を考える」
公立保育所を廃止・民営化する必要はあるのか?

昨年6月、子育て支援課より「向日市立第3保育所の閉園が決定した」と通知
されました(閉園条例は未成立)。しかし、その理由には不透明なところも多く、
保護者にとっては納得できないこともたくさんあります。また、国は現行の保育
制度を「子ども・子育て新システム」に移行させようとしていますが、それによ
って、今ある公立・私立の保育所がどうなってしまうのかも、とても心配です。
そこで、一体いま何が変わろうとしているのか? 私たちの保育所はどうなっ
ていくのか? 向日市の財政や保育は大丈夫か…など、向日市の保育・子育ての
これからを考えるシンポジウムを開催します。みなさん、ぜひご参加ください!

【日 時】 2012 年3 月4日(日)13:00~16:00
【会 場】 向日市民会館 第一会議室 (定員:150 名)
(京都府向日市寺戸町中ノ段17-1/075-932-3166)
http://spogaku.pref.kyoto.lg.jp/institution/734.html

【内 容】
① 向日市立第3保育所の「廃止」問題をめぐって-経過と現状の報告-
報告者:向日市立第3保育所の保護者
② 公立保育所の廃止・民営化は何をもたらすか-大阪の実態から-
報告者:仲井 さやか 氏(大阪保育運動連絡会事務局長)
③ 今、向日市の保育施策で起きようとしていることを財政学で考える
報告者:只友 景士 氏(龍谷大学政策学部教授)
【コーディネーター】
平沼 博将 氏(大阪電気通信大学准教授)
※参加費無料(事前申し込み不要)
※保育あります(要予約:無料)→保育申込先:muko_hoikuren@yahoo.co.jp

主 催:向日市保育所保護者会連合会/E-mail:muko_hoikuren@yahoo.co.jp

2012年2月11日土曜日

産官学連携 食と農とくらしを考えるシンポジウム-持続可能な地域社会づくり その戦略と技術-

龍谷大学LORC(地域公共人材・政策開発リサーチセンター)の主催で、下記のシンポジウムを企画しております。関心をお持ちの方の参加を歓迎いたします。

産官学連携 食と農とくらしを考えるシンポジウム
-持続可能な地域社会づくり その戦略と技術-


時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より龍谷大学の教育・研究活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、この度、龍谷大学LORC(地域公共人材・政策開発リサーチセンター)では、下記の要領で「産官学連携 食と農とくらしを考えるシンポジウム」を開催いたします。龍谷大学LORCは、持続可能な地域社会をつくるための公共政策の基礎理論に関する研究を進めており、国際シンポジウム「東アジアの中山間地域の内発的発展について考える」(2011年12月2日開催)の議論も踏まえ、本シンポジウムを開催いたします。ご関心の皆様のご出席を心より歓迎いたします。


日 時:2012年(平成24年)3月1日(木) 13:00~16:30
場 所:龍谷大学瀬田キャンパス 8号館101教室(295名収容)
(〒520-2194  大津市瀬田大江町横谷1番5)
■龍谷大学瀬田キャンパス・アクセスマップ
http://www.ryukoku.ac.jp/seta.html

■シンポジウム・プログラム
13:00~13:05 開会の挨拶
13:05~14:30 基調講演:地域内再投資力の育成と地域循環型経済づくり
講師:岡田知弘氏(京都大学大学院経済学研究科・教授)
14:30~14:50 コーヒーブレイク
14:50~15:20 事例報告1
「雑穀でびわ湖の源流むらおこし~雑穀ガールの支援ファーミング~」
報告者:久保田直子氏(水源の里まいばら みらいつくり隊隊員/雑穀ばんざい代表 NPO法人設立準備中)
15:20~15:50 事例報告2
「地域の元気!農業の元気!~大地の恵みをいただく 新しい農業~」
報告者:今井敏氏(特定農業生産法人 有限会社 るシオールファーム・代表取締役)
15:50~16:30 質疑応答
16:30     閉会の挨拶
主 催:龍谷大学LORC(龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター)
後 援(予定): 滋賀県、JA滋賀中央会、JA全農しが、滋賀県生活協同組合連合会、特定非営利活動法人 碧いびわ湖
協 賛: ㈱日吉

■シンポジウム事務局
〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67龍谷大学深草学舎紫光館3F
龍谷大学LORC(地域公共人材・政策開発リサーチセンター)
TEL:075-645-2312 FAX:075-645-2240
E-mail:webmaster@lorc.ryukoku.ac.jp
URL:http://lorc.ryukoku.ac.jp/

仕事に関わるブログを再度立ち上げ

前任校時代には、仕事に関わるブログを運営していましたが、2011年4月に所属大学が変わり運営継続が難しくなったので、再度立ち上げることにしました。